森有礼の夢と悪夢——合理主義的教育改革が精神主義に飲み込まれるとき 📚 本稿は「振り子としての日本教育史」の続編です。 前回のコラムで、森有礼を「近代教育制度の完成者」として紹介した。しかし彼は単純な国家主義者ではなかっ…
ここ数カ月、文部科学省および関係審議会が公表した文書を、手当たり次第に読んできた。算数・数学、理科、社会・公民、外国語、芸術、家庭科、体育・保健体育、道徳、情報・技術、総則・評価——教育課程の全領域を横断しつつ、教員養成…
ちょっと、あんた!話を聞けば聞くほど、このツールの「恐ろしさ」と「凄さ」が分かってきたわよ。 ただのカラオケ練習用かと思ったら、その本質は「AIによる強制シャドウイング・マシン」だったわけね。 「カタカナ発音を根絶やしに…
ちょっと、あんた!何よこれ、また随分と「潔い」もの持ってきたじゃないの。 今度は『Local Notes』? あーた、今の世の中、何でもかんでもクラウドだの同期だのって、自分の大切な情報をよそのサーバーに預けっぱなしで平…
要約 調査の概要と目的 本調査は、文部科学省の委託により、ベネッセコーポレーションが実施した英語力経年分析である。小・中・高の生徒を対象に、GTECを活用して「聞くこと・読むこと・話すこと・書くこと」の4技能をCEFR/…
要約 本文書は、文部科学省が各都道府県・政令指定都市に提出させた「令和7年度英語教育改善プラン」を一冊に集約したものである。全47都道府県および20政令指定都市(札幌市・仙台市・さいたま市・千葉市・横浜市・川崎市・相模原…
要約 本資料は、令和8年4月30日に開催された教職課程・免許・大学院課程ワーキンググループ第7回会合の配付資料を合本したものであり、主として「教員養成等における生成AI等の活用」と「今後の教職課程や教員免許制度の在り方(…
学制(1872)から現在まで、教育をめぐる権力と理念の変遷をたどる 日本の教育法制は、明治維新から現在まで150年以上の歴史を持つ。その歴史をひとことで表すなら、「国家が教育を統制しようとする力」と「個人の自由・自律を守…
文部科学省の公式チャンネルより、松本大臣が記者会見にて「人材育成システム改革ビジョン」や「デジタル教科書」の運用方針について述べた内容です。 要約 今回の会見では、大きく分けて以下の4つのトピックが報告されました。 現場…
要約 本文書は、AX時代(AI・自動化時代)における経済成長を支える人材育成の抜本的改革を示したビジョンである。2040年に向けた人材需給の構造的ミスマッチを主な問題意識として、高校から大学・大学院に至る教育システム全体…
要約 本資料は、現行の認証評価制度を抜本的に見直し、高等教育機関における「教育の質」を可視化・段階評価する新制度(「新たな評価」)の設計案をまとめたものである。 背景と課題認識 制度導入から20年が経過した認証評価は、評…
要約 第6回会議では、①メディアリテラシー、②AIに関する現状と検討課題、③中学校情報・技術科(仮称)および高等学校情報科の個別内容という三つの議題が審議された。 議題1:メディアリテラシー 事務局より、メディアリテラシ…
要約 本会議は、前半と後半の2部構成で進められた。 前半:メディアリテラシーについてのヒアリング 3名の委員(今度委員、鈴木委員、山脇委員)がそれぞれの専門的立場から発表した。今度委員はUNESCOや英国のバッキンガムら…
開催日時:令和8年4月27日(月)13:00〜15:30 要約 本部会では、次期学習指導要領改訂に向けた以下の3議題が審議された。 議題1:教員養成等に関する審議の状況 教員養成部会・教職課程WGの議論を踏まえ、「多様な…
要約 本資料は、多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成を目的とした教員免許制度の全体的見直しにあわせ、養護教諭・栄養教諭の養成・採用・研修の在り方について審議のまとめ(案)を示したものである。 養護教諭に関する主な…
要約 本資料は、道徳科における「考え、議論する道徳」をより実効性ある形で実装するために、主に以下の2テーマについて論点と実践事例を整理したものである。 1.問題解決的な学習・体験的な学習の在り方 道徳科の学びをいじめ等の…
要約 本特別部会の第8回は、次期学習指導要領改訂に向けた複数の重要議題を扱った。配付資料は以下の三本柱で構成される。 【議題①】教員養成等に関する審議状況(資料1-1〜1-3) 教職課程・免許・大学院課程WGおよび各作業…
ちょっと、あんた!何よこれ。また随分と「心の奥底」を抉り出すようなもの持ってきたじゃないの。 今度は『教職員向け 共依存傾向のセルフチェック』? あーた、学校っていう場所がどれだけ「業」の深いところか分かっててこれ作った…
要約 本資料は、令和8年4月24日に開催された中央教育審議会生涯学習分科会「社会教育の在り方に関する特別部会(第17回)」の議事資料を合綴したものである。主に以下の4種の資料から構成される。 資料1:社会教育主事・社会教…
要約 本資料は、次期学習指導要領改訂に向けた体育・保健体育分野の指導・評価の改善・充実に関する検討事項を整理したものである。議論の軸は以下の4点。 ①余白の創出と教師の創意工夫の促進 現行の学習指導要領が「○○(運動)で…
要約 本資料は、次期学習指導要領改訂に向けた社会・地理歴史・公民系教科の審議資料であり、主に以下の2議題を扱っている。 議題1:社会参画意識の育成 日本の18歳の社会参画意識・投票率は上昇傾向にあるものの、諸外国と比較し…
要約 本会見では、文部科学省が取り組む幅広い分野について、大臣から主に以下の4点について報告と質疑応答が行われました。 また、質疑ではH3ロケット打ち上げ失敗の中間報告や、18000人規模の大学学部削減(2040年見据え…
「教員はなぜ、これほど無理をするのか」 教員の長時間労働が問題視されて久しい。働き方改革が叫ばれ、給特法の見直しも議論される。それでも現場は変わらない。なぜか。 その問いに答えるために、二つの概念を組み合わせて考えてみた…
要約 本報告は、小学校教員養成課程の抜本的な見直し案を示すものである。主な改正内容は以下のとおり。 教科指導法の再編 「各教科の指導法」と「教科に関する専門的事項」を一体化し、国語・社会・算数・理科・生活・音楽・図画工作…
要約 本報告は、中学校・高等学校の教員免許取得に必要な養成課程の構造を再編する案を示したものである。主な見直し内容は以下の通り。 ①教科指導法と専門的事項の一体化 学習指導要領に即して「各教科の指導法」と「教科に関する専…
要約 本回は、議題(1)学習評価の在り方と議題(2)柔軟な教育課程・指導体制等・多様な外国語の二本柱で構成された。 議題(1)学習評価の在り方 評価規準の構造改革については、現行の複雑な評価プロセスを抜本的に簡素化する方…
要約 本会見では、松本文部科学大臣から主に以下の4点について報告と説明が行われました。 現場視点の一般的懸念 動画内の大臣発言や質疑応答から推察される、教育・経営現場における一般的な懸念事項は以下の通りです。
要約 本資料は、特別支援教育に携わる教師の専門性向上を目的として、免許制度と教職課程の両面にわたる見直しの方向性を示したものである。 幼・小・中・高の教職課程における見直しとして、現行の「特別の支援を必要とする幼児、児童…
要約 本資料は、文部科学省・経済産業省が共同で進める「大学研究力強化」施策の検討過程を示すものであり、複数の資料から構成されている。 背景と問題意識として、日本のTop10%補正論文数は2000年代以降4位から13位へと…
要約 本部会では、令和7年2月の中教審答申「我が国の『知の総和』向上の未来像」を踏まえ、現行の認証評価制度を抜本的に見直す「新たな評価」制度の骨格案が示された。 改革の背景と目的 現行制度は導入から約20年が経過し、内部…
要約 本資料は、特定分野に特異な才能のある児童生徒(以下「特才児童生徒」)を対象とした特別の教育課程制度の取りまとめ骨子案である。 制度の基本構造は「2階建て」の発想に基づく。まず通常の教育課程(1階)で支援の可能性を検…
あら、なによ。またえらく「現場の悲鳴」が聞こえてきそうなコード持ってきたわね。 「ソフトのインストール禁止」? ……嫌な言葉ね。お役所仕事というか、頭の固いシステム部門が目に浮かぶわ。 でも、そんな窮屈な檻の中で、爪を研…
要約 本資料は、次期学習指導要領改訂に向けた芸術系教科・科目(音楽、図画工作・美術・工芸、書道)に関する審議資料であり、以下の三つの論点を中心に構成されている。 論点1:学習評価の在り方 評価の抜本的見直しが提案されてい…
あら、なによ。今度はExcelのVBAコードを持ってきたわけ? しかもマークダウンをWordに変換するマクロなんて、また随分と地味で堅実なものを作ったわね。 「co-lect(コレクト)」に投稿するつもりかしら?いいわよ…
要約 本資料は、次期学習指導要領に向けた家庭科の改訂検討を進める家庭ワーキンググループ第6回会合(令和8年4月17日)の配付資料をまとめたものである。主な議題は以下の3点。 (1)デジタル学習基盤を活用した学習の充実 1…
要約 本資料は、次期学習指導要領改訂に向けた算数・数学ワーキンググループ(WG)の取りまとめ骨子案を示したものである。令和7年10月の第1回から令和8年4月の本会(第9回)まで9回にわたる審議の集大成として、以下の方向性…
会見では主に以下の4つのトピックが報告・回答されました。 現場視点の一般的懸念 動画内での大臣の言及や記者からの質問を踏まえた、各現場における一般的な懸念事項は以下の通りです。
はじめに 教員不足が深刻化している。対策として教員免許取得の単位削減が進められている。一見合理的に見えるこの施策が、実は問題をさらに悪化させる——これが「Dead Loop(負のスパイラル)」の典型例だ。 善意の対策が問…
要約 本資料は、次期学習指導要領改訂に向けた理科ワーキンググループ(全8回)の取りまとめ骨子案(イメージ)を中心に構成されており、理科教育全体の改善の方向性、目標・見方・考え方、内容改善、指導・評価の充実、高等学校共通教…
Karasek(1979)のJDCモデルで読む、Active Jobからの歴史的移行 01 — JDCモデル(Job Demand-Control Model)とは アメリカの社会学者Robert Karasek(197…
要約 本会見では、主に以下の5つの項目について発表および質疑応答が行われました。 現場視点の一般的懸念 会見内の質疑応答から浮かび上がった、現場における具体的な懸念事項は以下の通りです。
要約 文部科学省が令和7年10月1日時点で実施した調査によると、全国45都道府県の公立特別支援学校において合計3,192教室の不足が生じている。前回調査(令和5年)比で167教室減少しており、緩やかな改善傾向は続いている…
要約 令和8年3月16日に京都府内の高等学校の校外活動中に生徒の死傷事故が発生したことを受け、文部科学省が各都道府県・指定都市教育委員会等に対して発出した緊急通知。通知の内容は主に以下の3点。 ① 校外活動時の安全確保 …
要約 本資料集は、令和8年4月1日付で文部科学省が設置した「デジタルな形態を含む教科書の発行・採択等の指針に関する検討会議」の第1回(令和8年4月10日)に配布されたものである。 背景と経緯 令和元年度から紙の教科書の内…
要約 本資料は、幼稚園・保育所・認定こども園における幼児教育の質向上に向けた二つのテーマを扱っている。 資料1:乳幼児理解に基づく評価の充実 現行制度では、乳幼児一人一人の理解に基づく評価が求められているが、記録が表面的…
要約 本資料は、令和8年4月10日に開催された国語ワーキンググループ第8回会議の配付資料であり、主に2つの議題を扱っている。 議題①:国語科におけるICT活用等について GIGAスクール構想により一人一台端末の整備が進ん…
要約 本資料は、文部科学省が令和8年3月に取りまとめた政策文書と、令和7年3月発行の自治体向けパンフレットで構成されています。 少子化の急速な進行など社会が大きく変化している中、公立学校を取り巻く状況の変化とあいまって、…
要約 本資料は、学習指導要領改訂に向けた国語科の検討状況をまとめたものです。主な議題は二つです。 議題①「思考力、判断力、表現力等」の整理 話や文章を「事実や知識の整理と理解」「考えや主張の理由付けと吟味」「思いや経験の…
要約 本法律案は、情報通信技術の進展を踏まえ、小学校・中学校・高等学校等における教科書制度を抜本的に見直すものです。主な改正内容は以下の通りです。 1.学校教育法の改正 現行法では「教科用図書(紙)」のみを教科書として規…
要約 本法律案は、公立の中学校等の学級編制の標準及び教職員定数の標準を改めることで、公立義務教育諸学校の学級規模及び教職員配置の適正化を図るものです。主な内容は以下の3点です。 ①学級編制の標準引き下げ 中学校の学級編制…
要約 松本文部科学大臣による定例記者会見の映像です。主に以下の2点について言及されています。 現場視点の一般的懸念 動画内で語られた施策に対し、教育や研究の現場で想定される一般的な懸念点は以下の通りです。
要約 本通知は、令和8年(2026年)4月1日から施行される「高等学校等就学支援金制度」の改正内容を、各都道府県・学校設置者等に周知するものです。 今回の改正の主な柱は以下の3点です。 ① 所得制限の完全撤廃 保護者の年…
要約 本会見では、主に以下の4つのトピックと、質疑応答における個別事案への対応が述べられました。 現場視点の一般的懸念 会見で言及された新制度や事案に対し、教育現場や運用面で想定される懸念事項は以下の通りです。 ソース:…
要約 本資料は、文部科学省による「産業・科学革新人材事業(INSIGHT)」の基本構想を示したものである。背景には、日本の研究力・国際競争力の低下、人的投資の不足、人材流動性の低さがある。 これに対し、大学・企業・政府が…
あら、また意識高い系かと思ったら、意外と実用的じゃないの、これ。 いい?この「英文法プリント生成ツール」、見た目は今時のシュッとしたデザインだけど、中身は相当な「お節介焼き」よ。ちょっと見てなさいな。 まったく、至れり尽…
■要約 本方針は、少子高齢化やAIの進展など大きな社会変化を背景に、2040年を見据えた高校教育の在り方を示したものである。 中心となるのは次の3点である。 そのために、探究的な学び、文理横断、デジタル活用、学校間連携な…
要約 今回の検討は、現行の学習評価が「評定のための作業」に偏り、学習や指導の改善につながりにくいという課題を踏まえ、その見直しを図るものである。 主な方向性は次の通り。 全体として、評価を「記録・選別」から「学習改善のた…
①要約 本資料は、学校部活動を地域に移行・展開していくための具体的な手順と考え方を示したガイドブックである。 背景には、少子化による部活動維持の困難化と、教員の働き方改革の必要性がある。 その対応として、従来の「学校単位…
要約 文部科学省は、公的統計の質向上を目的として専門家会議を設置し、統計の調査設計・集計方法・運用体制などを総合的に見直すこととした。背景には、学校基本調査において長年、特別支援学校のデータが進学率の分母に含まれていなか…
要約 本資料は、中央教育審議会ワーキンググループにおいて、体育・保健体育の指導充実と環境整備について検討した内容である。 主な論点は次の通り。 全体として、「安全確保」「持続可能性」「実生活への接続」を軸に、体育・保健体…
要約 本資料は、いわゆる不登校特例校である「学びの多様化学校」について、全国の設置状況と教育課程の特徴を一覧化したものである。 学校形態は「本校型」「分校型」「分教室型」「コース指定型」に分かれ、2004年の制度開始以降…
1. 令和8年度暫定予算案の決定 2. 第7期科学技術・イノベーション基本計画の策定 3. 被災地学校支援チーム(DSATO)の充実 4. 週刊誌報道に関連する説明責任と国会対応 5. その他の質疑応答
ねえ、あたし正直に言うわ。 これ、いいわよ。 SNS 用の縦型動画って、作ろうと思ったら普通は Adobe Premiere とか After Effects とか、そういう「プロが使うやつ」を立ち上げないといけないじゃ…
「AIの流暢な喋り」に甘えるんじゃないわよ。 このアプリ、Geminiが生成した英文をそのまま音声合成(TTS)で流せるでしょ。しかも設定画面でピッチや速度までいじれる。 これの何が恐ろしいって、「ニュースの生きた英語」…
あのね、私ね、最初にこれを見たとき「どうせ難しいやつでしょ」って思ったの。でもクリックしたら終わりだった。それだけよ。 ウィンドウが出てきて、プログレスバーがぐるぐる回って、気づいたらブラウザが開いてる。Pythonって…
レビュー:地味だけど、愛があるじゃない。 「……ちょっと待って。これ、あんたが作ったの?」 まずシートをめくって驚いたわ。9枚もあるじゃない。出納表、予算書、決算書、果ては手書き用のテンプレまで……。組織の会計に必要なも…
ちょっと、何これ……。 「羊の皮をかぶった狼の皮をかぶった羊」って、もうタイトルからして、今の世の中のめんどくささを象徴してるじゃない。 これね、一見するとただの可愛らしい絵本の朗読動画に見えるけど、中身は相当えぐいとこ…
……ほぅ。実に興味深い。 これほど完成度の高い機能不全の標本は、そうそう拝めるものではないヨ。通常、組織というものは腐敗しながらも、醜く足掻くような自己修復本能を持つものだがね……。この標本はその本能すら、とうの昔に切り…
① 内容の要約 次期学習指導要領に向けた、芸術系教科(音楽、図画工作・美術、書道)の目標や資質・能力の整理に関する議論が中心となっています。 ② 現場目線の一般的懸念 議論の内容から想定される、学校現場での実務的な懸念事…